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介護からエンゼルケアまで|株式会社ケアサービス 株式会社ケアサービス 株式会社ケアサービス

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株主・投資家の皆様へ

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国内外において、「介護からエンゼルケアまで」一貫したサービスの提供をいたします

写真:代表取締役社長福原俊晴

 株主・投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 まず、2023年3月期の業績概要について、ご報告いたします。

 2023年3月期におきましては、2022年3月に新型コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置の全面解除により行動制限が緩和され、その後も感染者数の拡大と減少を繰り返しながらも経済活動は徐々に再開しつつあり、感染症法上の措置の緩和の見通しもあることから正常化へ向かっております。しかしながら、国際情勢の緊迫や世界的な資源価格の高騰、急激な為替変動を背景に、食料品やエネルギーを中心に物価の上昇が続いております。

 介護業界におきましても、消耗品価格や光熱費等の高騰に加え、依然として人材を適時適切に確保することは非常に難しく、人件費及び採用コストの上昇が続いており、介護人材の採用と定着が大きな課題となっております。

 このような状況の下、当社グループは「介護からエンゼルケアまで」の一貫したサービスを提供するための基盤強化を図り、各サービスの品質向上に繋がる投資を行うとともに、経費や業務の見直し、DXの推進による本社スリム化等のコスト削減を両輪で進めてまいりました。

 消耗品価格や光熱費等燃料価格の高騰に伴う費用の上昇を、購買コストの見直しや内製化による外注費削減等で抑制するほか、DXの推進による事務効率の改善を進め労務費の圧縮に努めました。一方、サービス提供に関わる従業員の給与水準の引き上げや労働環境の改善に取り組み、従業員と株主への利益の還元と、成長・拡大への投資を継続しております。また、サステナブルな取り組みの一つとして、介護施設の新設やリノベーションにおいて壁材、床材にリサイクル品、廃番品を使用する等、環境に配慮した施設作りを行っております。

 在宅介護サービス事業におきましては、強固なドミナントエリア形成のため、2022年4月、東京都江東区に「デイサービスセンター亀戸」「訪問入浴亀戸」を開設いたしました。8月には「訪問看護クレア」と「訪問看護クレア立花」を統合のうえ「訪問看護亀戸」に名称変更しました。さらに、「居宅支援亀戸」を同事業所に移転し、東京都城東エリアのドミナント強化に取り組みました。

 シニア向け総合サービス事業におきましては、エンゼルケアサービスが九州地方へ初進出し、2022年11月、福岡県福岡市に「エンゼルケア福岡」を開設いたしました。

 これにより国内既存事業所数は、通所介護1事業所,訪問入浴1事業所、エンゼルケア1事業所を開設、訪問看護2事業所を1事業所に統合、通所介護1事業所を閉鎖し、合計107事業所となりました。

 海外事業におきましては、中国上海市の「上海福原護理服務有限公司」のエンゼルケア事業において、ロックダウン解除以降、徐々に受注件数が回復しつつあります。

 以上の結果、当連結会計年度の売上高は9,237百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は431百万円(前年同期比40.8%増)、経常利益は475百万円(前年同期比45.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は323百万円(前年同期比68.5%増)となりました。

 次に、2024年3月期の見通しにつきまして、ご説明いたします。

 新型コロナウイルス感染症について感染症法の位置づけが5類に移行され、経営に与える影響は徐々に薄れていくと予想されます。一方で、ウクライナ危機に端を発した世界的な物価高に見舞われ、消費者の生活防衛意識はさらに強くなると想定されます。

 このような経営環境の中で、各事業で感染防止対策の推進は引き続き実施し、お客様が安心してご利用いただける体制を構築するとともに、事業のさらなる拡大を目指し、引き続き、国内外にむけて「介護からエンゼルケアまで」一貫したサービスの拡大を推進してまいります。

 今後の事業所の新規開設におきましては、在宅介護サービス事業ではデイサービス、居宅介護支援サービス、訪問入浴サービス、レンタル事業サービス等及び配食センターの新設を進めてまいります。シニア向け総合サービス事業におきましては、エンゼルケア事業所の地域拡大を予定しております。

 以上の結果、次期(2024年3月期)の連結業績は、売上高10,010百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益541百万円(前年同期比25.5%増)、経常利益539百万円(前年同期比13.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益341百万円(前年同期比5.5%増)を予想しております。

 株主・投資家の皆様におかれましては、今後もなお一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年6月

代表取締役社長

福原 俊晴

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