ケアサービスがどのような企業なのか、企業理念から事業展開まで分かりやすくまとめました。
ケアサービスの企業理念
ケアサービスは「私たちは、お客様一人ひとりの尊厳に共感したサービスを提供します」「私たちは、全従業員とその家族の幸せを追求します」という企業理念のもと、お客様が大切にされてきた人生観や価値観を守り、安全かつ安心してご利用いただけるサービスを提供することと、そのサービスを提供する従業員とその家族を大切にし、従業員が人生を託すことのできる会社であることを目指し、事業を展開しています。
「介護からエンゼルケアまで」とは?
ケアサービスは、高齢の方への在宅介護サービスと、お亡くなりになられた方への「湯灌(ゆかん)の儀式」に独自の付加価値を付けたエンゼルケアサービスを中心に、事業を展開しています。
創業期に、創業者・福原敏雄が介護事業を通じて体験した数々の出来事から、お亡くなりになった方の旅立をお手伝いするエンゼルケア事業を立ち上げました。当時は、介護とエンゼルケアを一つの会社で行うことは難しい時代でしたが、「一人のお客様に長く寄り添っていくために、いつかは事業を一本化したい」という創業者の強い思いが結実し、現在の「介護からエンゼルケアまで」を一つの会社で提供できるケアサービスの形ができあがりました。
「終活」という言葉ができ、生前から自分や家族の老後や最後について話し合うことができる今の社会で、私たちの果たせる役割はますます大きくなっています。
その中で私たちは、介護とエンゼルケアを中心にしながらも、高齢のお客様と、そのご家族のお困りごとを多角的にサポートできるサービスを拡充し、事業を拡大しています。
ケアサービスのあゆみ
ケアサービスは、1970年に寝たきりの高齢者の布団の消毒乾燥を行う事業会社として創業しました。
その後、お客様の要望に応じて訪問入浴、訪問介護など介護を中心としたさまざまなサービスへと事業領域を広げ、2000年に介護保険制度が創設されるとともに、デイサービス事業を拡大しました。
また、エンゼルケア事業は1990年に立ち上げ、1997年に「介護からエンゼルケアまで」という現在まで続く事業の根幹ができました。
1970年 | 前身となる「サンセルフ福原」を創立 |
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1974年 | 事業拡大に伴い「サンセルフ商事株式会社」に組織変更 |
1983年 | 訪問入浴サービス事業を開始、在宅介護部門を開設 |
1990年 | エンゼルケア事業のため「株式会社エヌ・シー・エス」を設立 |
1991年 | 在宅介護部門を独立し「株式会社ケアサービス」を設立 |
1997年 | 関連会社3社を「株式会社ケアサービス」に合併統合し、在宅介護サービスとエンゼルケアサービスを提供 |
2000年 | デイサービスを東京都23区内に集中的に開設 |
2004年 | 東京証券取引所グロース市場(旧・大証ヘラクレス)上場 |
2022年 | 東京証券取引所市場第二部上場(2022年4月の市場再編によりスタンダード市場へ移行) |
ケアサービスの事業セグメント
ケアサービスの事業は、お客様のニーズに合わせて地域社会とともに展開してきました。現在では11業態となったサービスは、介護認定を受けた方が利用できる介護保険サービスと、どなたにでもご利用可能な介護保険外サービスの2つに分けられます。
在宅介護サービス事業
高齢になっても介護サービスを利用しながら住み慣れたご自宅での生活を続ける「在宅介護」のためのサービスを提供しています。
東京都23区内を中心に、在宅介護のニーズが高いエリアに集中して事業所を開設しており、首都圏の80カ所以上にケアサービスの事業所があります。
シニア向け総合サービス事業
介護サービスを利用しているお客様からの、介護保険では対応できない要望や、エンゼルケアをご利用になったご葬家様からの要望に応じて、サービスを拡充してきました。
エンゼルケアサービスは、これまで関東、東海エリアを中心に展開していましたが、2022年から西日本への進出を始め、現在30カ所に拡大しています。
社会課題とケアサービス
超高齢化社会を迎えた日本では、高齢化率は年々上昇し、ケアサービスの提供する介護やエンゼルケアの分野を始め、高齢の方とそのご家族のためのサービスは社会課題を解決するインフラの一つとしてますます重要になっています。
一方で、労働人口が減少していく中で、年齢や性別、国籍にかかわらず労働意欲を持った多様な人々が、多様な価値観で働き、個々の能力が発揮され活躍できる組織の在り方が求められています。
ケアサービスの企業理念でもある「お客様の尊厳に共感したサービスを提供」するためにお客様一人ひとりに寄り添うこと、「従業員とその家族の幸せを追求」するために、従業員の働き方ややりがいの創出、一人ひとりが活躍できる職場を作ることは、どちらも社会課題とまっすぐ向き合い、解決していくことに繋がっています。